日本マイクロソフト株式会社は世界有数のIT企業であるマイクロソフトコーポレーションの日本法人にあたります。2011年の2月にそれまでの法人名であったマイクロソフトから名称の変更を行いました。
「日本マイクロソフト」という社名は、地域に根差し信頼される企業を目指す姿勢を示すために、意図的に「日本」という名前を冠しています。
国内でのマイクロソフトのOSの占有率は特にビジネスシーンでは圧倒的で、知らない人はいないと言っても過言ではありません。就職先としての人気も新卒・既卒共にとても高く働き方の改革も進んでおり、より快適な環境で仕事を進めることができるようになっています。
本記事では、そんな日本マイクロソフトの会社情報や詳しい事業内容にくわえ、実際に働いている人の口コミ・評判まで紹介します.
日本マイクロソフトの会社概要
基本情報
会社名 | 日本マイクロソフト株式会社 |
所在地 | 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー |
代表者名 | アーメッド ジャミール マザーリ(AHMED Jamil Mazhari) |
設立 | 昭和61年2月 |
電話番号 | 03-4332-5300 |
事業内容 | ソフトウエアおよびクラウドサービスデバイスの営業・マーケティング |
事業内容(各事業内容の説明)
日本マイクロソフトの事業内容はソフトウェア・ハードウェアの開発や営業、さらにはそのマーケティングやサポートに加えて、オンラインサービス、ゲーム機器の製造など多岐に渡ります。
現在は Windows&Windows Live 部門、マイクロソフトビジネス部門、サーバー&ツール部門、オンラインサービス部門、エンターテイメント&デバイス部門の5つのビジネス部門に集約して事業を展開しています。
Windows&Windows Live 部門
日本マイクロソフトの事業の要であるWindows製品全般の製造や、パソコンメーカーと協力しながらソフトウェアの企画・開発を進めています。またWindows Liveを通じたオンラインソフトウェアとサービスの提供にも注力しています。
マイクロソフトビジネス部門
ビジネス向けのソフトウェアやそれに関連するサービスの提供を行っています。ビジネスシーンでは日常的に必要となる、WordやExcelのようなソフトウェアをひとまとめにしたMicrosoft Office Suiteやビジネス向けのサーバーやサービス、さらには顧客サービスなどの幅広い領域をカバーした Microsoft Dynamics の提供を行っています。
サーバー&ツール部門
Windows Serverを始めとして、SQL ServeやVisual Studioなどのサーバー製品に加えてそれに関係するサービスとソリューションを提供しています。
オンラインサービス部門
BingやMSNポータルなどのオンライン情報サービスの提供や、出版社や広告主向けのサービスとしてのオンライン広告のプラットホームの提供を行っています。
エンターテイメント&デバイス部門
WindowsPhoneといったモバイルデバイスや、組み込み式デバイスのプラットフォームの提供を行っています。
ほかにも、2000年代に発売された家庭用ゲーム機であるXbox全般や、Xbox向けに提供されるオンラインゲームサービスであるXbox Liveのビデオゲームシステムを手掛けています。Xboxはゲーム機としてだけではなく、エンターテイメントサービスとして成長が期待されています。
日本マイクロソフトってどんな会社?
満足度向上への取り組み
日本マイクロソフトでは顧客へのサポートを通じてマイクロソフトのファンとなってもらうことを心がけており、サポートチーム全体での優れたサポートを行うことを目指している。
また、CPE (カスタマーアンドパートナーエクスペリエンス) という全社的なフレームワークのもとで、社員一人ひとりが顧客満足度の向上に取り組んでいます。全社員が顧客満足度向上についての目標を設定し、その結果は業績評価に反映され社内表彰も行われています。
より多くの顧客の声を取り入れるために各種アンケートやリサーチが行われているほか、定期的に満足度調査が実施されており、製品やサービスおよびサポート改善のために活かされています。
社会貢献
日本マイクロソフトでは全社的に慈善活動への取り組みを強化するため2015年にMicrosoft Philanthropiesという社内組織を立ち上げました。
この組織を通じて社会的課題の解決に向けた取り組みを行っており、公的機関やNPO、IT業界のリーダーなど多くのパートナーと共に活動しており、具体的にはスキルの形成と就労支援、ソフトウェアなどの寄贈、被災地支援などを行っています。
就労支援
キャリアチェンジを目指す人向け・新型コロナウィルスの影響を受けた人向け・学生向けの3つの層を対象にデジタルスキル習得支援を行っています。
NPO向け寄贈プログラム
特定非営利活動法人日本 NPO センター運営のTechSoupJapanと共同で、正規のマイクロソフト製品を支援活動に役に役立ててもらうプログラムが実施されています。
被災地支援
支援金の寄付やソフトウェアの寄贈、社員によるボランティア活動が行われています。東日本大震災の際は発生直後から様々な団体と連携をとりながら復興再生支援活動に取り組みました。
オフィス紹介
日本マイクロソフトのオフィスは品川グランドセントラルパワーの中にあります。かつては新宿・代田橋・赤坂などいくつかのオフィスがありましたが、2011年からは品川に統一されています。
また、品川のオフィスは2022年に11年ぶりにリニューアルされました。新しいオフィスには会議の際に相手がどこにいても繋がることのできる設備を備えた会議室や、気分転換や疲労回復に使うことのできる施設などリモートワークとオフィスワークのそれぞれの良さを組み合わせたハイブリッドワークをサポートする仕組みが取り入れられています。
またオフィスはフリーシートとなっているため、その日の気分によって好きな場所を選んで仕事をすることができるほか、オープンスペースにはフリードリンクやお茶菓子が置いてあるなど働きやすい環境づくりがおこなわれています。
日本マイクロソフトの採用情報
日本マイクロソフトの業務は多岐に渡り、さまざまな職種で中途採用が行われています。職種によっては高度なレベルを求められますが、その分自分のスキルを活かした職種にやりがいを感じることができます。ここでは特に人気のある営業、マーケターそして人事の採用について紹介します。
営業
営業職には大手法人営業やパートナー営業などがあります。法人営業は企業にサービスやソリューションを提案し、マイクロソフトの製品の導入をめざします。社内の多くのメンバーと連携し、チームとして顧客の課題解決のための対応を行います。
パートナー営業は、家電量販店などのマイクロソフト製品を取り扱う販売パートナーのフォローを行うとともに新たなパートナー企業の発掘も行います。どちらも顧客の事情をしっかりと分析・把握し、日々変化して行くソフトウェアに対する深い知識を取り入れて行く必要があります。
マーケター
マーケターは自社を取り巻く状況を分析し新たな需要を掘り出す業務です。販売促進のためにプロモーションの基本戦略を考え、社内の多くの部署と連携を取りながら実行にうつします。
製品PRのセッションではプレゼンターとして発言することもあり、全体を俯瞰し、広く知識を吸収できる人が向いています。
人事
人事職には大学の採用担当者やタレントデベロッパーマネージャーといった職種があります。人事対象者が競合した際にきちんと管理する能力や組織を統率する能力が求められます。
またこれらの3つの職種以外のどの業務内容でもコミュニケーションスキルやビジネスレベルの日本語と英語が必要となっています。
日本マイクロソフトの口コミ
働くママさんも非常に多い。産後復帰する方も多い。赤ちゃんはよく熱を出すので急遽休まないといけないママさんパパさんも多く、よく赤ちゃんを連れて行った病院や連れて行く車の中からミーティングに参加している人もいる。もちろん、家庭の事情で休むことも認められているので休みやすい。(引用|openwork)
IT の基盤を支えるプラットフォームについて幅広く用意しているので、あらゆる業種・業態の方々と接して、お客様の成功を引き出すためのお手伝いができます。日本を足がかりに、意欲的な人はアメリカ本社への転籍を目指している人もいます。営業系のメンバーは、必ずしも IT が専門でなくてもよく、必要なのはお客様の問題解決とお客様の成功をお手伝いする情熱です(引用|Indeed)
福利厚生は、充実しています。社内に、医療クリニック、指圧マッサージ、フットマッサージがあり、利用可能です。また、バナナ、ソフトドリンク(コーヒーやコーラ)、ミネラルウォーターが無料で提供されています。(引用|FINDJOB!)
まとめ
今回は日本マイクロソフト株式会社の企業情報についてまとめました。
・日本マイクロソフト株式会社の会社概要
・日本マイクロソフト株式会社の事業内容
・日本マイクロソフト株式会社の満足度への取り組み
・日本マイクロソフト株式会社の社会貢献
・日本マイクロソフト株式会社のオフィス紹介
・日本マイクロソフト株式会社の採用情報
・日本マイクロソフト株式会社の口コミ・評判
GAFAと呼ばれるいくつもの巨大IT企業が力を伸ばしてくる中でも、OSであるWindowsやOfficeSuiteなどのマイクロソフトの製品は盤石な支持を誇っています。
また、他社に先駆けて2016年からテレワークでの勤務制度を導入し、最大で週5日までテレワークを行うことができるほか、時短勤務制度も充実しており働き方改革が積極的に行われている企業としても注目されています。
日本マイクロソフト株式会社は、今後も注目して行くべき企業でしょう。