面接必勝法!事例をもとに採用に繋がる面接突破方法を解説

終身雇用の崩壊やワークライフバランスを重要視した働き方の変化に伴い、最近では自分に合った働き方を選択する「転職」が増えています。

希望する企業を選び、転職活動していく中で大切なのが「面接」です。

「面接」は、企業に顧客としてではなくビジネスマンとして自分を売り込む絶好の機会です。直接企業の上司と顔を合わせることで、自分の人となりや志望動機を知ってもらうことができます。

しかし、実際に書類選考を通過して、いざ面接日が近づいてきたときに、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

「昔と今で面接の違う点ってどんなところ?」
「採用につながるような面接にするには、どんなことに注意すればいいの?」
「実際の面接では、どんな内容や質問があるの?」

この記事では、転職者向けの面接について、転職活動がはじめての方にも分かりやすく解説していきます。

「面接は久しぶりで何に注意すればいいのか分からない」「これから転職活動をはじめてみたい」と考えている方には、参考となる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

令和の面接の傾向

「面接は久しぶりで最近はどんな面接が行われているのか分からない」という方も多いですよね?はじめに令和の面接の傾向について解説します。

結論から言うと、令和の面接では1対1の面接が主流となっています。

「面接」と言われて、集団面接やグループ面接をイメージする方も多いのではないでしょうか?以前の面接は実際に圧迫面接が多く存在していました。企業側が圧迫面接をする背景には、「ストレス耐性があるかを確認したい」「思考力を判断したい」という意図が含まれています。回答を急かしたり、少しばかり理不尽な言動をすることによって、就活生の本来の考えを見抜きたい、と企業側は考えていたのです。

近年では、SNSの普及により、理不尽な質問や行動は面接官、企業にとってもリスクのある行動であると考えられています。その結果、圧迫面接は減少傾向にあります。現在では、面接の場面においても、より一人ひとりにリスペクトを持った対応をする企業が増えています。

採用に繋がる面接のポイントは分析がカギ

では、実際に採用に繋がるような面接にするには、どんなポイントに注意すればいいのでしょうか?

企業分析

企業分析とは、実際に自分が面接を受ける企業について、売り上げ構成比など様々な角度から企業の特徴を調べることです。企業分析を行うことで、その企業の強み、企業が求める人物像を推測することができます。面接では、「なぜこの企業でなければいけないのか」といった質問に対して具体的で明確な志望動機を答える必要があります。論理的な志望動機を作成するためにも十分な企業分析が不可欠です。

競合・業界分析

企業だけでなく、「業界」や「競合」に着目した分析も必要となります。企業側は、業界を志望する理由を質問することで、業界や競合に対しての理解度をチェックします。実際にどのような業界でどのような仕事をするのか、その企業が社会の中でどのような役割を果たしているのか、統合的な解釈が不可欠です。

自己分析

様々な分析の中で最も大切なのは「自己分析」です。自己分析を行うことにより、「自分の目指すべき方向性が明らかになる」「自分に合っている、合っていない仕事が分かる」「自分に求められている能力を発揮できる」というメリットがあります。面接官に自分のことを分かりやすく伝えるためには、まずは自分について理解しなくてはいけません。事実や根拠と共に自己分析の結果を伝えることで信頼性を増すことができます。

面接を突破するには、「企業」「業界」「自分」の3方向から十分に分析することが重要です。

面接必勝法!事例を下に紹介

実際の面接では、どのような質問がされるのでしょうか?企業の事例をもとに面接内容を見ていきましょう。

スクウェア・エニックスの事例

Q.過去に自分の力で最初から最後まで完結させた仕事を教えてください。
引用:キャリコネ

ポイント
ここで問われるのは、仕事に対しての自己完結力です。仕事の起点が上司であったり、他部署が中心となっているものは、避けるようにしましょう。営業職や事務職関連に就職を希望されている方は、いかに自分自身の創造性・独自性をアピールできるかがポイントとなります。

レバレジーズ株式会社での事例

Q .あなたが仕事で大事にしていることは?
引用:キャリコネ

ポイント
面接官は、とてもフレンドリーで話しやすい対応です。しかし、質問に対する答えにも再度質問されることがあります。その場しのぎの返答ではなく、本音の意見をいうことで人間性も評価されます。

株式会社サイバーエージェントでの事例

Q.入社して何をしたいですか?
引用:キャリコネ

ポイント
入社してから会社に貢献することを期待されています。特に転職者に対しては、入社することがゴールではなく、入社したあとの目標を問われる質問が多いです。株式会社サイバーエージェントで具体的にどのような仕事をしたいのか、志望動機はどこにあるのか、再度確認するようにしましょう。

グリー株式会社での事例

Q.コンシューマーゲームとソーシャルゲームの違いは何だと思うか。
引用:キャリコネ

■ポイント
専門的な知識や技術を問われる質問内容です。グリー株式会社は新しいサービスを次々に生み出している会社です。自社だけでなく、競合・業界についてのインターネットコンテンツ、メディアについて理解しておく必要があります。ソーシャルゲーム以外の質問にも素早く返答することが重要です。

株式会社ドワンゴでの事例

Q.スマホアプリ/サービスでどんなことを企画したいか。
引用:キャリコネ

■ポイント
こちらも入社後を意識した具体的な質問内容となっています。会社概要、関連ニュース、イベント情報、Twitter、Facebook(社内からの情報発信)をチェックしておく必要があります。質問は具体的な内容のものが多く、ぼんやりとした回答はNGです。事前にしっかりと志望動機を復習しておきましょう。

トランス・コスモス株式会社での事例

Q.貴方ならプロジェクトを発展させるためにどのような企画を実施しますか?
引用:キャリコネ

■ポイント
業界全体の需要傾向、問題点の特徴を捉えた上で回答することが望ましいです。また、入社希望理由と自分が今までにどのようなことを経験してきたか、答えられるように準備が必要です。

まとめ

今回は、これから転職活動を行う、実際に転職活動中という方へ向けて「面接」の傾向、ポイント、注意点、実際の質問内容を解説しました。

・令和の面接は以前となにが違うの?
・採用に繋がる面接にするポイントってなに?
・実際の面接事例を教えて!

これから転職活動を行い、面接を控えている方は知っておくべき内容です。

終身雇用の崩壊やワークライフバランスを重要視する働き方に伴い、「転職」の注目度が高まっています。

転職を成功させるには、「面接」が大切です。書類選考や筆記試験に比べて、直接企業の上司と顔を合わせることで、自分を売り込むことができる絶好の機会となります。

面接をクリアするために重要なポイントは、「企業」「競合・業界」「自分」の3方向から十分に分析することです。企業はどのような人材を求めていて、自分はなにが得意で不得意なのか、多方面から分析することで、どのような質問にも動じずに説得力のある回答をすることができます。

その場しのぎの意見や言葉で取り繕っても、面接官に見透かされてしまいます。面接に望む際は、今一度自分の志望動機を確認し、チャレンジしてみてください。

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