転職を考えているけれど、何を基準に選べば良いか悩んでいませんか?この記事では、近年の転職傾向とともに、転職先を選ぶ際のポイントを紹介します。
また、転職で人気の企業ベスト10も紹介しますので、合わせてご覧ください。
近年の転職傾向
10年前と比べてどう変わった?
2023年現在、日本の転職市場は10年前に比べて求人数が増加し、非常に活発化しています。その理由は労働人口の減少です。そして、2040年には約1100万人もの労働力不足になるといわれています。
多くの企業にとっての課題は、中長期での人材確保です。特に若手人材の獲得に苦戦しており、知名度が低い企業では採用計画数を満たせていない状況にあります。そのため、1〜3年ほど社会人経験がある「第二新卒」採用を強化する企業も見られます。
転職の考え方の変化
以前では「転職」というと、「何か問題のある人」というようなマイナスのイメージがありました。当然ながら、今でも年齢に比例せず転職回数が多ければ、マイナスの評価になります。しかし、キャリア年数に比例する形での転職はメリットが多くなるのです。
先行き不透明なこれからの時代、今までのやり方で事業を続けるだけでは生き残れないという危機感を企業は抱いています。そこで、新規事業の開拓に取り組み、既存の社員にはない視点やノウハウを取り入れるといった目的のもと、異業種からの採用が活発になっているのです。
このことから、転職を何度か行い、様々な業界の経験や知識を持っている人材は重宝される存在です。忠誠心を持っていても、会社が定年まで守ってくれる時代ではなくなりました。適度な期間はしっかりと働き、自分自身のレベルアップの為の転職をすることが重要となります。
転職希望者はここを見ている!
何を決め手に転職先を選べば良いか、悩む方も少なくないでしょう。ここからは、転職先を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
①福利厚生
まず見るべきポイントは、勤務時間や休日休暇などの福利厚生です。フレックスタイム制や在宅勤務が許可されているなど、多様な勤務形態も広まっています。子育てや介護などにより、仕事と生活とのバランスを求めているなら、働く環境は重要なポイントです。
また、有給休暇などの制度を確認すると同時に、実際にどのくらい取得できているのかも確認すると安心です。取得率を確認することで、制度が使いやすい雰囲気の職場かどうか知ることができます。
福利厚生は、ワークライフバランスに大きな影響があるため、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかという視点で、転職先の比較検討をすると良いでしょう。
②年収
入社後の年収がアップするかどうかも、こだわりたいポイントです。転職先の昇給率について事前に確認しておきましょう。数字だけを見るのではなく、どのような条件で算出されているかや労働条件もしっかり確かめてください。
また、基本給のほか諸手当やインセンティブについても必ずチェックすることが大切です。残業代支払いの有無や、10年後の想定年収まで考えておきましょう。
③働き方
自分が理想としている働き方に、会社の社風やカルチャーがマッチしているかどうかも見るべきポイントです。理想と異なる社風だった場合、やりがいを感じづらいため短期間での離職に繋がってしまいます。
社内の風通しや、プロセスと結果のどちらに重点を置いている会社なのかなど、自分の性格に合っているかどうか考えてみましょう。企業の特徴を知るには、企業採用ホームページやSNS、口コミ、転職エージェントで確認したり、面接時に質問すると把握できます。
転職で人気の企業トップ10
1位 トヨタ自動車
トヨタ自動車は、1937年に設立された日本最大手の自動車メーカーです。愛知県豊田市に本社を置き、ダイハツ工業と日野自動車の親会社でもあります。
トヨタグループ全体での自動車販売台数は、2020〜2022年で3年連続世界1位となっており、日本企業のブランド価値ランキングでは10年連続1位を獲得しています。
2位 グーグル
グーグルは、1998年に設立された外資系ソフトウェア企業です。アメリカのシリコンバレーに拠点を置き、日本では東京都港区に本社があります。検索エンジンサービスとして、世界シェアは90%を超えています。
そのほか、動画サイトYouTubeの運営やアプリケーションの開発、メールアカウントサービスなども行っています。グーグルはアメリカの企業なため、社内での公用語は英語となっています。
3位 ソニー
ソニーは、1946年に設立された日本を代表する大手総合電機メーカーです。東京都港区に本社があります。ゲーム・ネットワークサービス、音楽、映画、エンターテイメント・テクノロジーサービス、イメージング&センシング・ソリューション、金融の6つの事業を展開しています。
4位 楽天
楽天は、1997年に設立されたインターネットサービスを中心に事業展開している企業です。東京都世田谷区に本社を置いています。金融サービス、通信業や情報サービス事業のほか、プロ野球球団「東北楽天イーグルス」の運営も行っています。
5位 パナソニック
パナソニックは、1918年に設立された国内最大級の総合電機メーカーです。2008年に松下電器産業から社名変更となり、本社は創業の地である大阪府門真市にあります。家電だけでなく、住宅、車載、BtoBと、合わせて4つの事業を展開しています。
6位 アマゾンジャパン
アマゾンジャパンは、1998年に設立されたAmazon.comの日本法人です。書籍や家電、食品など幅広いジャンルの商品を扱うECサイト「Amazon.co.jp」の提供を行っています。そのほか、クラウドサービスや、Amazonモバイルサービスなど、 新たな事業領域へも進出しています。
7位Apple Japan
Apple Japanは、1983年に設立されました。iPhone、iPad、MacintoshなどのIT製品や電化製品を開発・販売する米国Appleの日本法人です。東京都港区に拠点を置き、Apple製品の輸入販売を行っています。
8位 キーエンス
キーエンスは1974年に設立された電子機器メーカーです。大阪府大阪市に本社を置いています。自動車や半導体、電子・電気機器、通信、機械、科学、薬品、食品など、多岐に渡る業界で事業を展開しています。現在の取引先は、全世界で30万社以上となっています。
9位 任天堂
任天堂は、1889年に設立されたゲームおよびゲーム機器の開発・製造・販売を行う企業です。京都府京都市に本社を置いています。世界的にブランドを確立しており、ハード・ソフトの両面で業界トップクラスのシェアを誇っています。
10位 リクルートホールディングス
リクルートホールディングスは、1960年に設立された求人広告、人材紹介・派遣、販売促進、ITソリューションなどのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社です。東京都千代田区に本社を置いています。株式会社リクルートや株式会社フロムエーキャリアなど、様々な企業を保有しています。
まとめ
この記事では、近年の転職傾向や転職の選定のポイント、転職で人気の企業ベスト10を紹介しました。
- 近年の転職傾向
- 転職希望者はここを見ている!
- 転職で人気の企業トップ10
転職後もモチベーションが維持できるよう、紹介した選び方のポイントを押さえて、自分に合った企業を探してくださいね。